医療法人えだクリニック 漢方内科
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お知らせ

漢方に副作用ってないの?

2024年10月01日

お知らせこんにちは。昼間は暑いのでまだ夏の気分でしたが日が早く暮れることに気がつきました。もう秋ですね。

さて、今日は副作用のお話しです。たまに「漢方だから副作用もなくて安心よね?」と言われることがあります。これは正しいと思われますか?
私はその質問には「漢方もお薬なので副作用が出ることもあります。」とお答えしています。
例えば有名な副作用に甘草による偽アルドステロン症というものがあります。漢方薬に含まれる甘草の量が多くなると低カリウム血症、浮腫、高血圧などの症状が出ることがあります(偽アルドステロン症)。症状に気づいて中止すれば治ります。甘草は色々な漢方薬に含まれていますし食品にも添加物として含まれていることがあるので注意が必要です。
他にも皮膚の痒みや不眠や動悸、胃の痛み、下痢などが出ることもあります。(漢方薬の副作用なのかたまたま体調不良が重なったのか判断が難しいこともよくあります)
肝機能異常や間質性肺炎などの副作用が報告されている漢方薬もあります。早く発見し重症化を防ぐためにも定期的に受診していただいています。また念のため血液検査をさせてもらうこともあります。 持病をお持ちの方や他の医療機関でお薬を処方されている方はより注意が必要ですのでお薬手帳なども活用して詳しく教えてください。
副作用を怖がり過ぎる必要はありませんが頭の隅に副作用はゼロではないと言う事を覚えておいてくださいね。

それでは皆さま、気温の急激な変化に体調を崩されませんようにお気をつけて。

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